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子どもの歯(乳歯)が抜けたのに、なかなか永久歯が生えてこない——そんなとき、「どうしたんだろう?」と不安になる親御さんも多いでしょう。もしかすると、その原因は「埋伏歯(まいふくし)」かもしれません。埋伏歯とは、永久歯が生える準備はできているのに、歯ぐきや骨の中に埋まったまま出てこない歯のことを指します。放置しても問題ない場合もありますが、状況によっては思わぬトラブルを引き起こすこともあるため、注意が必要です。
今回は、埋伏歯の原因やリスク、治療法について詳しく解説します。
埋伏歯とは、歯が顎の骨や歯ぐきの中に埋まっており、正常に生えてこない状態のことを言います。永久歯がまったく顔を出さない場合や、一部だけ生えて途中で止まってしまう「半埋伏歯(はんまいふくし)」のケースもあります。
特に多いのは、親知らず(智歯)や上の犬歯(糸切り歯)です。親知らずはスペースが足りず、横向きや斜めに埋まってしまうことがよくあります。一方で、犬歯は生える位置が高いため、他の歯とのバランスが崩れると生えてこられなくなることがあります。
埋伏歯が起こる主な原因には、以下のようなものがあります。
埋伏歯は、症状がなければ放置されることもあります。しかし、見えないところで次のようなトラブルが起こる可能性があります。
このように、見た目では問題がなくても、レントゲンで確認すると大きな影響が見つかることがあります。そのため、永久歯が生えてこない場合は早めの検査が大切です。
歯科医院では、まず口腔内の状態を確認し、レントゲン撮影(パノラマX線)やCT撮影で歯の位置を詳しく調べます。
歯が完全に埋まっているのか、向きはどうか、周囲の骨や歯根との関係などを立体的に把握します。
小児や思春期の場合は、永久歯の萌出タイミングを見極めながら、自然に生えてくる可能性があるかどうかを慎重に判断します。
治療は、歯の位置や年齢、症状の有無によって異なります。
永久歯が生えてこない場合、単に「遅れているだけ」と思って放置してしまうケースもあります。しかし、永久歯の萌出時期を過ぎても変化がない場合は、できるだけ早く歯科医院を受診することが大切です。
特に7~9歳の時期は、レントゲン検査で歯の位置や向きを確認しやすいタイミング。異常があれば、矯正や外科処置など、適切な治療計画を立てることができます。
埋伏歯は、放っておくと歯並びの乱れや嚢胞、痛みなどを引き起こす可能性があります。特に親知らずや犬歯は埋伏しやすいため、永久歯の生え方に違和感を覚えたら、早めに歯科医院で検査を受けましょう。
レントゲンやCTによる正確な診断で、将来の歯並びや噛み合わせのトラブルを未然に防ぐことができます。お口の中の小さな変化を見逃さず、早期の対応で健康な歯を守りましょう。
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