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「2025年問題」とは、団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が全員75歳以上の後期高齢者となることで、日本の社会保障や医療・介護の体制に大きな影響を及ぼすとされる課題を指します。
総務省の推計によれば、2025年には高齢者人口が約3,600万人に達し、国民の3人に1人が65歳以上となります。中でも75歳以上の人口比率は急増し、医療や介護の需要はこれまで以上に高まる見込みです。
医療の現場では、慢性疾患や認知症、介護を必要とする高齢者が増加することで、病院・施設だけでなく在宅医療や訪問診療の重要性が増しています。
そして、その中でも見過ごせないのが「誤嚥性肺炎」の増加です。
誤嚥性肺炎とは、飲食物や唾液、胃液などが誤って気管や肺に入ってしまい、その中に含まれる細菌が原因で起こる肺炎のことです。
高齢者では、加齢や病気により「嚥下機能(飲み込む力)」や「咳反射」が低下しており、知らないうちに唾液や食べかすを肺に吸い込んでしまうケースが多く見られます。
日本では肺炎が死因の第5位(令和4年 厚生労働省統計)ですが、そのうち約7割が誤嚥性肺炎によるものです。特に75歳以上の高齢者に多く、再発率も高いため、予防の徹底が求められています。
2025年以降、高齢者が急増することで、誤嚥性肺炎の患者数はさらに増加すると予測されます。
医療や介護の現場では、入院・再入院を繰り返す高齢者が増え、医療費や介護費用の負担が急増する可能性があります。
さらに、誤嚥性肺炎は「予防できる病気」であるにも関わらず、口腔ケアや嚥下訓練が十分に行われていないケースも多いのが現状です。
つまり、2025年問題への対策の一つとして、誤嚥性肺炎の予防は重要な柱となります。
加齢や脳血管疾患、パーキンソン病などにより、飲み込む動作がスムーズに行えなくなる。
歯磨き不足や入れ歯の不衛生、唾液分泌の減少によって細菌が繁殖しやすくなる。
気管に異物が入っても咳で排出できず、肺に細菌が侵入してしまう。
特に寝ている間の「不顕性誤嚥(気づかないうちの誤嚥)」は多くの高齢者に見られる。
誤嚥性肺炎の予防で最も重要なのは「口腔内の清潔保持」です。
歯科医院での定期検診や歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)は、歯垢や歯石だけでなく、舌や粘膜の細菌除去にも効果があります。
嚥下訓練や口腔体操は、飲み込む力や咳反射を鍛えるのに有効です。
ご家族や介護者による「見守り磨き」や「仕上げ磨き」も有効です。
また、訪問歯科診療を活用すれば、自宅や施設でも専門的な口腔ケアを受けられます。
誤嚥性肺炎を防ぐことは、個人の健康寿命を延ばすだけでなく、医療費や介護費の削減にも直結します。
2025年以降の高齢化社会において、予防医療は「社会を守るための投資」といえるでしょう。
特に、口腔ケアは低コストかつ高効果な予防策として注目されています。
1人ひとりの生活習慣に取り入れやすく、介護予防やフレイル予防にもつながります。
2025年問題は、日本の医療・介護体制に大きな変化をもたらします。
その中でも、誤嚥性肺炎は高齢者の命に関わる深刻な病気であり、予防のためには日常的な口腔ケアと嚥下機能の維持が欠かせません。
当院では、専門的な口腔ケア、嚥下機能チェック、訪問診療などを通じて、高齢者の健康を支える取り組みを行っています。
「年齢を重ねても、自分らしく食べて笑える人生」を守るため、今から一緒に誤嚥性肺炎予防に取り組んでいきましょう。
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